2023年のふりかえり

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大掃除も忘年会も無事に終わりました。

 

そして、今年もたくさんの経験と感動と失敗と成長がありました。

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2月にはハンガリーのアーバン先生(世界中で講演されているインプラント治療のトップドクター)のオフィスに、骨増生のための研修に行ってきました。

骨増生とは抜歯をして失った顎の骨の一部を再建する手術です。インプラント治療は、骨が無いとできません。

日本人は骨が薄い方が多いので、骨を作る手技をマスターしていなければインプラント治療はうまくいかないため、アーバン先生から学ぶことは何よりも勉強になります。

 

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ハンガリーへの研修は2回目で、今回はアーバン先生の前で実際に私が日ごろ、ここ貝塚で行なっている臨床をプレゼンテーションする機会をいただきました。

自分の行った治療に対するアドバイスをもらい、課題も見つかり非常に勉強になりました。

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また他にも顕微鏡学会(マイクロスコープの学会)やインプラント学会、さまざまな勉強会での症例発表や学会発表、さらにはドクターを対象とした審美インプラント治療セミナーでの講演、海外のドクターが書いた歯科の本の翻訳の仕事や歯科雑誌の執筆にも携わらせていただき、日本口腔インプラント学会の専門医の資格も取るなど、たくさんの経験をすることができました。

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特に、9月に横浜で行われた4年に一度開催される日本国際歯科大会(日本各地から著名な先生方が選抜されて行われる学会で海外からも招待演者がご講演される)での登壇は非常にやりがいがあり、自身の成長につながるものでした。

このような大会で発表できること自体、本当に光栄なことですので、また4年後もあの場所に立てるように頑張りたいと思います。

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こう振り返ると決して楽な1年ではなく、挑戦、挑戦の繰り返しでしたが、来年40歳になる自分が今後社会に対してどのような役割を担っていくべきかを考える貴重な1年となりました。

セミナーや学会に参加すると、日本各地の熱心な先生方とコミュニケーションを取ることができ、お互いに良い刺激を与え合うことができます。

菅田歯科医院で診療をしているだけだと、自分が向かっている方向が合っているのか客観的に評価することが難しくなります。新しい情報も入ってきません。

それでも最低限の知識と技術があれば診療はできるかもしれませんが、気づいた時には独りよがりの歯科医師になってしまうでしょう。

そうではなく、これは研修医時代の師匠の教えでもありますが、常に「本当にこれで良いのか」と自問し続ける歯科医師でありたいと思っています。

この仕事は日々研鑽が必要です。

時間は限られています。

やるべきことが山ほどある中で何を優先すべきか、選択が大事です。

「やりたいこと」と「やるべきこと」がいつも同じではありません。「やりたくないけど、やるべきこと」はたくさんあります。

自分のビジョンに向かって「やるべきこと」から逃げないで、これからも誠実にこの仕事に取り組んでいこうと思います。

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当院には20代のスタッフがたくさんいます。

20歳くらい歳が離れている彼女達には無限の可能性を感じます。これからどんな人生を送るのか、どんな風に成長していくのか、どんな試練に挑戦していくのか、楽しみでなりません。

もしかしたら歯科衛生士を辞めて全く違う世界で大活躍するかもしれません。それでも常に、未来の自分に希望を持っていられる今を生きてほしいと願います。

なんだかえらそうな事を言いましたが、逆に20歳離れている世の中の60代の大先輩から見ると、40歳の僕なんてまだまだペーペーで、そう考えると、自分にも無限の可能性があるのだと気づかされます。

自分自身に制限を設けないで、一度の人生をどう生きるか、何がしたいのか、よく考えて選択し生きていきたいと思います。

 

今年もたくさんの人に支えられ、無事に年末を迎えることができました。

自分の考えや甘さが原因で、ご迷惑をかけたこともたくさんありました。

それでも常に前を向くことを意識させてくれるたくさんの仲間や、成長の場を与えてくれる人生の大先輩方、そして日々の診療を支えてくれるスタッフや関係各位に感謝し、2024年も一歩づつ前に進みたいと思います。

1年間ありがとうございました!

2024年も、笑って美味しくご飯が食べられる人生を届けられるように、スタッフ一同サポートして参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!

医療法人誠仁会 菅田歯科医院 菅田真吾