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精密根管治療の症例⭐️
こんにちは院長の菅田です。
今日は精密根管治療についてお話ししたいと思います。
当院ではマイクロスコープを用いた根の治療を行っており、最近は患者さんに喜んでいただけることがとても増えています。
今日はそのうちのいくつかを「Before」「After」でご紹介します。
そもそもマイクロスコープとは顕微鏡のことで、当院にあるマイクロスコープは最大32倍まで拡大することが可能です。
肉眼ではとても見ることができない歯の細部まで状態を確認することができます。
マイクロスコープを覗くことで、より精密で、より確実な治療が可能になります。
この2症例は歯の神経が死んでしまっていたケースです。
根の先端が黒くなっており骨が溶けてしまっている状態です。
マイクロスコープにて治療後、骨がかなり回復してきているのがわかります。
次に、この2症例は以前に他院にて根の治療がされているケースです。
治療が終了しているにも関わらず、噛んだときの痛みや違和感を主訴に来院されました。
マイクロスコープにて治療後、根の先の黒い影(骨が溶けている状態)が薄くなって、骨が回復してきているのがわかります。
当然、症状もなくなっています。
奥歯の根の治療はとても大変ですが、ラバーダムを装着し、再感染を防ぐことで、良い結果につながっているのがわかります。
この歯は根の病気と歯周病が合わさって少しやっかいなケースでしたが、マイクロスコープを用いて丁寧に根の治療をすることで、なんとか歯を抜かずに保存することができました。
もちろん、どんな歯でも残せるわけではありません。
虫歯が大きすぎたり、歯周病が進行しすぎていたり、根が割れていたりすると基本的には抜歯です。
ですが、残せる可能性がある歯は、まずは保存をトライすべきだと考えています。
できれば自分の歯で、美味しくご飯を食べていただけるように、今日も頑張ります。