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銀歯は虫歯になりやすい?🦷
こんにちは、歯科衛生士の菅田です☀️
最近はますます寒さが増して、特に朝は起きるのに気合いが入りますよね😪
コロナやインフルエンザなどもまた流行ってきているので、スタッフ一同気を引き締めて日々診療にあたっております❕
みなさまもご自愛くださいませ。
では、今日のブログのお話に入ります❕
「銀歯は虫歯になりやすい?」ということですが、
みなさんは一度治療をした銀歯が、数年後にまた治療をすることになったという経験はありませんか?
私は日々の診療で、患者さまが治療の必要により銀歯を外した時に、
ご自身の歯と銀歯の間で虫歯になっていたり、
銀歯を付けていたセメントや金属が中で劣化して真っ黒になっている光景をよく見ます。
では、どうして一度治療をして銀歯を付けたはずの歯がまた虫歯になってしまうのでしょうか?
再び虫歯になる原因①
銀歯自体や銀歯を付けているセメントの腐食の問題です。
銀歯は保険が適用されるので低価格で治療が済むと言うメリットがありますが、
その分保険で使用できる範囲の最低限の材料でしか作れないので、
口腔内で常に唾液にさらされている厳しい環境で一定期間使用すると、金属の成分や銀歯を付けているセメントが腐食してきてしまいます。
銀歯やセメントが腐食すると、ご自身の歯と銀歯の間に隙間が空き、
その隙間から唾液中の虫歯菌が侵入し、銀歯の下でまた虫歯をつくってしまうんです。
再び虫歯になる原因②
銀歯自体が細菌が付きやすい材質だからです。
銀歯は、セラミックに比べて歯の汚れ(プラーク)が付きやすいと言われています。
プラーク1mgには1億個以上の細菌がいますので、プラークを寄せ付けやすいとなるとやはり虫歯にもなりやすいのです。
①保険の銀歯はどうしても隙間になりやすく、
②細菌も付きやすい。
そのため、一度治療した銀歯が再び虫歯になるということが起こってきます。
そして銀歯は虫歯になりやすいだけでなく、身体への影響も懸念されています。
よく耳にする症状の1つが金属アレルギーです。
お口の中の金属が唾液によってイオン化され、それが毎日少しずつ体内に吸収、蓄積されて金属アレルギーが発症する事があります。
今現在全くそんな症状がなくても、
アレルギーって花粉症とかと一緒でいつ発症するか予測ができないんです⚡️
その物質に対して自分の抗体がどのくらいあるのか分からないのでそれがオーバーしたときにアレルギーが発症してしまいます。
金属アレルギー以外にも内臓の機能障害だったり、がん細胞を活性化させる原因につながると言う見解もあって、体全体に及ぼす健康への影響がわかってきています。
このような理由からも、当院ではセラミックでの治療をお勧めしております。
セラミックは見た目が綺麗なのはもちろんのこと、
①ご自身の歯とセラミックを特殊なセメントで化学的に接着しますので、
歯とセラミックの間に隙間が生じにくく、隙間から再び虫歯になるというリスクがかなり下げられます。
②セラミックは銀歯とはちがい、細菌が付きにくい素材ですので、ここでも虫歯のリスクが下げられます。
③銀歯のように金属が溶け出して歯ぐきが黒く変色する心配もなく、身体にも優しいです。
世界的に見ても、先進国で銀歯を日常的に使っているのは日本だけといわれています。
一生涯、大好きな人たちと笑って美味しくお食事ができるよう、
それぞれのメリット・デメリットをしっかりと把握して被せ物を選択していきましょう😌
わからない事や不安なことは私たちがいつでもお手伝いしますので、ぜひお声がけくださいね。