虫歯について

虫歯について

こんにちは、歯科衛生士の植木です😊

 

9月に入り、まだ暑い日もありますが、朝晩は過ごしやすい気温になってきましたね♪

コロナの影響でなかなか外出できず、もどかしい日々です。

ブログを見てくださっている方に少しでも歯について知っていただくために、今回は虫歯ついてお話しさせていただきます。

 

皆さんは虫歯治療をされた事はありますか?

その時、痛い思いをされましたか?

 

虫歯は、発生部位、大きさ、進行度、病巣の形態など様々です。

 

又、自覚症状がある場合もありますが、気づかずに放置され徐々に進行してしまう事があります。

ですので、皆さんには虫歯定期検診の重要性について理解していただければと思います!

 

まず、歯の構造から説明します。

歯の表面はエナメル質という組織で覆われています。体の中で最も硬い組織です。

その下に象牙質、そして歯髄(神経)があります。

 

これは歯を縦に半分にした断面図です。

虫歯について

 

 

ここから虫歯の進行度について説明します。

 

虫歯にはC1.C2.C3.C4に分類されます。

C1エナメル質に限局した虫歯で、この時痛みはありません。症状が現れないので、ご自身では気付きにくいです。

C2エナメル質、そして象牙質まで進行した虫歯のことで、冷たいものが沁みるようになります。

C3歯髄(神経)にまで達した虫歯で、冷たいものや熱いもの、甘いものも沁みるようになります。強い痛みが生じます。

C4は図のように歯の形は無くなり、根っこだけの状態になってしまった虫歯のことを言います。ここまでの状態になると、歯髄(神経)は死んでしまっているので痛みはありません。

  • 虫歯について

ではC1C4と分類がある中でどの時に虫歯を見つけられるのが良いかわかりますか?

 

もちろん、自覚症状のないC1の時です。

この時に虫歯を発見し、治療をしっかり受ければ、自分の歯を大きく削る必要はなく白い樹脂(レジン)で詰めるだけで良いからです。

 

でも自覚症状がないのにどう気付くのか?

 

それは歯医者さんで定期検診を受けて、より早い段階で虫歯を見つけるようにする事です。予防できるのが1番ですが、大きく進行しないうちに見つけて、治療を受けるのも大切なことだからです。

 

当院では3ヶ月から半年の間隔で定期検診を受けていただき、その度に歯ブラシ指導や、要注意な部分などの説明、フッ素塗布をさせていただいています。

生涯必要となる大事な歯を、皆さんと一緒に虫歯などから守っていけるようご指導させていただいています。是非、定期検診にいらしてください🎵