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歯周ポケット検査とは
こんにちは、歯科衛生士の對馬です😊
今年はGWも自粛のため、外出もほとんど出来なかったのではないでしょうか。
少しでも早く元の日常が戻ってくるように、感染予防に努め頑張りましょう!
今回は、初めて来院された方や、定期検診に来ていただいた方に必ず行なっている歯周ポケットの検査についてお話しします。
歯周ポケットは、歯周プローブというメモリのついた棒状の器具を使って、1本の歯の周囲を何点か調べて検査・記録していきます。
歯周ポケット検査は、歯周病の進行度をみるために行います。
そのときに、歯肉からの出血の有無(BOP)も確認し、歯肉炎症の評価も行います。
健康な歯肉(歯茎)は、薄いピンク色をしていて引き締まっています。
歯と歯肉の境目には、深さ0.5〜2mmほどの歯肉溝とよばれる隙間があります。
ここに細菌の塊であるプラーク(歯垢)が入り込み、歯周組織が破壊され深くなって、歯周ポケットと呼ばれる状態になります。
深いほど歯周病は進行しているといえます。
歯周病の進行過程
★健康な状態
歯肉は薄いピンク色で引き締まっている
★歯肉炎
歯垢が溜まった状態を放置すると
歯肉に炎症が起き、発赤・腫脹・出血などが見られる
★歯周病(軽度)
歯肉の炎症もひどくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入
歯を支える歯槽骨や歯根膜が破壊されはじめる
★歯周病(中等度)
炎症がさらに拡大し、歯槽骨も半分近くまで破壊が進み、歯がぐらつきはじめる
★歯周病(重度)
歯槽骨が半分以上破壊され、歯はぐらぐらになる
歯周病は、ある日突然重度の症状が出るのではなく、気づかないうちに徐々に進行していく病気です。
最終的には歯が抜けてしまうこともあります。
そのため、日々の歯磨きや定期検診に行って早い段階から予防することが大切です。
何かあれば、いつでもご相談ください🍒🌈